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グラクソ・スミスクラインとアルファベット、医療分野でジョイントベンチャー設立

日本時間: 2016年8月1日 23時3分 公開

イギリスに本社を置く世界6位の大手製薬会社、グラクソ・スミスクライン(GlaxoSmithKline plc)と、大手IT企業アルファベット(Alphabet Inc.)の生命科学分野における子会社であるベリリー・ライフ・サイエンシズ(Verily Life Sciences)は、バイオエレクトロニクス分野のジョイントベンチャーを設立することを発表しました。

グラクソ・スミスクラインとアルファベットの設立するジョイントベンチャーは、ガルバーニ・バイオエレクトロニクス(Galvani Bioelectronics)という名称で、ロンドン北部にあるグラクソ・スミスクラインの研究所及び、サンフランシスコに所在するベリリー・ライフ・サイエンシズの研究所において7年間の活動を見込んでいます。
ジョイントベンチャーに対しては、7年間でおよそ7億1500万ドルが投資される計画となっており、このうち55%をグラクソ・スミスクラインが、45%をアルファベット側が負担することとなっています。
初期の投資である3億6400万ドルの投資は間もなく行われる予定で、イギリスに本社を置くグラクソ・スミスクラインにとって、イギリスのEU離脱前における2番目に大きい投資となります。

ガルバーニ・バイオエレクトロニクスでは、体内を流れる電気信号を利用した病気の治療について研究が行われ、この治療を行うための小型で体内に移植可能な装置の開発が行われます。
この装置は、体内の電気信号を制御することによって、病気による身体の不規則な変調を調節することができ、糖尿病や喘息、関節炎などの慢性疾患の治療に役立つとされています。

ガルバーニ・バイオエレクトロニクスの社長を務めるクリス・ファム氏は、バイオエレクトロニクス分野における第1世代の製品は2023年度までに、アメリカ食品医薬品局に提出され、その承認を得られるであろうと述べています。
クリス氏はまた、この第1世代の製品は錠剤ほどの大きさで発売され、その後最終的には米粒ほどの大きさまで小型化が進むことを予測しています。
ガルバーニ・バイオエレクトロニクスの抱える最初の大きな課題は、体内に埋め込む装置が長期にわたって機能できるようにするため、超低消費電力の装置を開発することであると考えられています。

ガルバーニ・バイオエレクトロニクスは当初、30名の科学者や臨床医、エンジニアによって活動を開始することとなり、財務面などにおいてはグラクソ・スミスクラインの連結子会社として活動することとなります。

テクノロジー企業と医療業界の結合は近年進んできており、アルファベット子会社のベリリー・ライフ・サイエンシズは、大手製薬会社ノバルティス(Novartis International AG)との間においても、糖尿病患者の血糖値をリアルタイムに測定し表示するための、グルコースセンサー及びスマートコンタクトレンズの開発を行っています。

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