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バークレイズ、英国EU離脱にもかかわらず堅調

日本時間: 2016年7月31日 21時22分 公開

バークレイズ(Barclays PLC)は先週末、2016年上半期の決算を発表し、上半期における税引前利益が前年同期比で減少したことを報告しています。
しかしながら、バークレイズの債券部門が好調であることなどから、バークレイズの株式は先週金曜日に5.1%上昇しました。
また、欧州銀行監督局の実施したストレステストでは、バークレイズは弾力性が高く、また、不況時における企業等への貸付準備も十分であることが示されています。

ドイチェ・バンク(Deutsche Bank)やクレディ・スイス(Credit Suisse)など他の欧州系金融機関が、債券部門において収益の減少をみているのに対し、バークレイズにおける債券部門における収益は前年度比で10%増加し、8億8100万ポンドに達しました。また、この部門における税引前利益はアナリストの予想9億8500万ポンドに対し、7億6300万ポンドとなっています。
このような状況にもかかわらず、投資家はバークレイズのリストラ計画が順調であり、成果を出しつつあると評価しています。
昨年からバークレイズのCEOを務めており、非中核事業売却によってリストラ計画を進めているジェス・ステイリー氏は、2016年から2017年にかけて、10億ポンド以上の非中核事業売却を行う予定であると述べています。

3月に、バークレイズは自己資本比率改善のため株主に対する配当金を半分に減らしていました。その結果、現在のバークレイズの自己資本比率は11.6%へと大きく上昇し、不況時においても貸付を継続することができる水準の弾力性を有していると、イギリスの中央銀行から評価されています。
2016年上半期終了時点におけるバークレイズの純利益はおよそ20億ポンドで、自己資本比率は7.3%となっていました。この自己資本比率は、ストレステストで設定されていた条件下では、2018年度末までに4%ほど下落するとされています。

欧州銀行監督局によって実施されたストレステストは、今年の下半期に行われるイギリスの中央銀行によるストレステストの基礎調査的な位置づけであるものの、バークレイズは欧州銀行監督局によるストレステストの結果は、2015年12月時点のバランスシートを前提として行われるため、バークレイズの事業戦略や、将来的な見通しなどを反映していないとして、結果には満足しておらず、また、バークレイズ独自の収益予測とは異なるものであるとしています。
他の英国資本の金融機関であるロイヤル・バンク・オブ・スコットランド(The Royal Bank of Scotland plc)やHSBCホールディングス(HSBC Holdings plc)、ロイズ・バンク(Lloyds Bank plc)も、このストレステストにおいて良好な結果を残しています。

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