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ヤフー中核事業、ベライゾンが48億ドルで買収

日本時間: 2016年7月25日 13時41分 公開

6月25日朝、ベライゾン・コミュニケーションズ(Verizon Communications Inc.)はヤフー(Yahoo! Inc.)の中核事業を48億3000万ドルで買収する契約を正式に締結したことを発表しました。ヤフーの中核事業売却については、今年の4月以来複数回にわたって入札が行われてきました。

買収が実行に移されるためには、規制当局や株主の承認が必要となります。
ベライゾンは、ヤフー買収により、昨年44億ドルで買収したAOL(AOL Inc.)のインターネットビジネスを強化する目論見です。

ブルームバーグのアナリストによると、ベライゾンは無線通信回線を利用する顧客から利用料金を徴収するのではなく、代わりに広告主から無線通信回線料金を徴収するような形での、まったく新しい方法による収益強化を企画しているとみられています。

ヤフー買収によって、ベライゾンは世界トップのグローバルメディアとしての競争力を高めることができると同時に、デジタル広告による収益を増加させることができると、ベライゾンの会長兼最高経営責任者、ローウェル・マクアダム氏は述べています。
とはいえ、ヤフーとAOLの組み合わせによっても、現在米国のデジタル広告市場の半分以上のシェアを占めるフェイスブック(Facebook, Inc.)とグーグル(Google Inc.)を超えることはできないとみられています。

ベライゾンによるヤフー買収は、ヤフーの中核事業であるインターネット事業と、複数の土地資産が対象となっており、ヤフーが有する中国の大手インターネット小売企業アリババ・グループ(Alibaba Group)の株式や、日本のヤフー株式会社は含まれておらず、中核事業売却後もこの2社の株式合わせて410億ドルの株式を保有し続けることとなります。
現在のヤフーCEOマリッサ・メイヤー氏は買収後、ベライゾンには加わらないものとみられています。

ヤフーは、ピーク時の2000年には時価総額1250億ドルに上る企業であったものの、近年ではグーグルやフェイスブックとの競合により収益性低下に苦しんでいました。今年4月には、2016年第1四半期において四半期の売上が、2012年のマリッサ・メイヤー氏のCEO就任以来、初めて10億ドルを下回り、売上高は18%低下していることを報告しています。
さらに、7月の初めには第2四半期における損失を報告しました。

ベライゾンによるヤフーの中核事業買収が正式に決定された事により、7月25日の時間外取引では、ベライゾンの株式は0.36%、ヤフーの株式は0.3%、それぞれ上昇しました。

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