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エクソン・モービル、インターオイル買収でオイルサーチと衝突

日本時間: 2016年7月18日 23時26分 公開

石油・ガス大手のエクソン・モービル・コーポレーション(Exxon Mobil Corporation)は、パプアニューギニアに本社を置く同業のインターオイル・コーポレーション(InterOil Corporation)に対し、およそ25億ドルでの買収提案を行っています。
買収が成功した場合に、エクソン・モービルは液化天然ガス市場や東南アジアにおけるエネルギー市場でのプレゼンスを強化することができると考えられています。

インターオイルのプレスリリースによると、エクソン・モービルはインターオイルの株主に対し、1株当たり45ドルでの買収を提示しており、インターオイル株式とエクソン・モービル株式の交換によって支払うことになると述べられています。
現在インターオイルの時価総額はおよそ23億9000万ドルとなっており、エクソン・モービルはインターオイルの負債総額が1億8800万ドルであると想定した上で、およそ25億ドルでの買収提案を行っています。
また、これに加えてエクソン・モービルはインターオイルに対し、偶発資産に対する支払いを提案しています。
この提案によって、インターオイルの株主は現段階において未確定となっているガス資源の規模の大きさに応じて現金を受け取ることができ、これに対する支払額は1株当たり7.07ドルと見積られています。

エクソン・モービルは現在、パプアニューギニアにおいて190億ドル規模のLNGガス液化プラントとターミナル施設を所有しています。一方、インターオイルはパプアニューギニア国内にいくつかのガス資源を保有しているほか、パプアニューギニア最大のLNG輸出プロジェクトにかかわっており、エクソン・モービルによる今回の買収が成功すれば、LNG市場におけるプレゼンスを強化できるとされています。

一方で、インターオイル買収に関してはパプアニューギニアの大手石油・ガス企業であるオイル・サーチ(Oil Search)が、5月に22億ドルで合併に関する契約を締結しています。
現時点においては、エクソン・モービルの買収提案額がオイル・サーチに比べて10%ほど高く、今後オイル・サーチは対抗手段を取るものとみられています。

ここ数年間で、世界のエネルギー市場は石油や石炭から、よりクリーンなエネルギー資源である液化天然ガスへシフトしつつあり、エネルギー資源を取り扱う企業では、LNG市場でのプレゼンスを強化する動きが活発となっています。
ロイヤル・ダッチ・シェル(Royal Dutch Shell)が昨年、イギリスのガス大手BGグループ(BG Group plc)を買収したほか、シェブロン(Chevron Corporation)はオーストラリアにおける大規模な液化天然ガスプロジェクトへの投資を行っています。

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