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シェブロンとエクソン・モービル、テンギス油田でプロジェクト拡大に368億ドルの投資

日本時間: 2016年7月6日 0時0分 公開

シェブロン・コーポレーション(Chevron Corporation)と、エクソン・モービル・コーポレーション(Exxon Mobil Corporation)及びその他のパートナー企業は火曜日に、カザフスタンのテンギス油田におけるプロジェクトの拡大に368億ドルの投資を行うことを決定しました。
プロジェクトの拡大によって、現在1日80万バレルの生産を行っているこの油田において、2022年までに1日100万バレルの生産が計画されています。

この投資は、2年前に原油価格が急落して以来、最大規模の投資の一つで、石油業界における100億ドルを超える投資は今年に入って初めてとなります。
テンギス油田におけるプロジェクトには、シェブロンとエクソン・モービルの他に、カザフスタンの国営企業カズムナイガス(KazMunayGas)や、ロシア最大の石油会社ルクオイル(Lukoil)も参加しています。
石油価格下落に伴って、現在石油業界における投資が減少しているため、石油関連のポンプやバルブ、掘削リグなどの価格や、建設、エンジニアリングサービスの価格、人件費などが軒並み低下しています。
さらに、鉄鋼などのコモディティ価格も下落していることから、生産設備建設にかかるコストは大幅に低下しており、今回のテンギス油田における投資は、その恩恵を受けることとなります。

テンギス油田における過去5年の平均生産コストは、1バレル当たりおよそ6ドル50セントとなっており、世界的にみても収益性が最も高い油田のひとつです。
一部のアナリストによると、シェブロンは1993年にテンギス油田に参入して以来、この油田から700億ドル以上の売上と、400億ドル以上の利益を得ているとされています。

石油・ガス業界においては、原油価格の下落によって2700億ドル以上もの投資が先送りされ続けています。しかしながら、2016年の予想平均価格が1バレル44ドルであるブレント原油の価格が、2017年に1バレル57ドルまで上昇すると予測されていることから、石油・ガス業界において先送りされていた投資が再開し始めています。
先週、イギリスの石油会社BP plcは、インドネシアのタングープロジェクトにおいて、天然ガスを液化するための設備及び関連インフラの新設に80億ドルの投資を行うと発表しました。
また、今年の初めにはイタリアの石油会社エニ(Eni S.p.A.)が、エジプトにおいて初期投資額が40億ドルとなる、洋上ガス田の開発について認可を受けています。
一方で、英国のEU離脱が原油の需要に与える影響についての懸念も浮上しており、不確実性はいまだ高いものとなっています。

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