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ウォルマート、アマゾンプライムに挑戦

日本時間: 2016年7月1日 1時41分 公開

大手小売企業のウォルマート(Wal-Mart Stores,Inc.)は最近、店舗におけるモバイル決済サービスを開始したほか、2日以内に配送する対象の顧客範囲の拡大を行うなど、大手テクノロジー企業へ対抗する努力を見せています。

ウォルマートは6月29日に、シッピングパス(ShippingPass)という年間49ドルで、2日以内に商品を顧客の自宅へ配送するサービスの対象となる顧客の範囲を拡大させました。先週までは、ごく少数の顧客のみがサービスを利用できる試験的な実施となっていました。
このサービスは、アマゾン(Amazon.com, Inc.)のアマゾンプライムを意識したもので、年会費はアマゾンプライムの年間99ドルに対して半額となっています。しかしながら、アマゾンプライムに付属するビデオや音楽のストリーミングサービスなどのようなサービスは付属していません。

ウォルマートは、インターネット販売事業に対しておよそ20億ドルの投資を行っており、1000万点ほどの商品を取り扱っています。シッピングパスのサービスでは、他の販売業者が販売する商品は対象となっていないものの、今後サービスに追加されていく予定です。
一方、アマゾンの取り扱う商品の数は数億点に上り、未だ大きな差をつけられています。
ウォルマートによる短期間で配送するサービスの開始は、アマゾンの利用者増加に一定の影響を与えると考えられるものの、配送サービスの高品質化によって、コストが増大する恐れもあります。

またウォルマートは6月30日に、独自のモバイル決済サービスであるウォルマート・ペイ(Walmart Pay)のサービスを、ニューヨークにある100の店舗で開始しました。ウォルマートでは現在のところ、モバイル決済サービスについては、独自のサービスのみが利用可能となっているため、アップル(Apple, Inc.)やアルファベット(Alphabet, Inc.)など、他のモバイル決済サービスを行っている企業にある程度影響を与える可能性があります。
独自のモバイル決済サービスを有する小売業者は現在のとこと、ウォルマートのみとなっています。

ウォルマート・ペイを利用する買い物客は、ウォルマートのモバイルアプリをダウンロードすることによって、iOS、AndroidいずれのOS端末でも決済が可能となります。現在のところ、ウォルマートのアプリ利用者は月間2000万人ほどにとどまっているものの、ウォルマートの実店舗へは毎週1億4000万人の来客があり、ウォルマート・ペイの普及率が向上すれば非常に大きな規模の決済サービスとなります。

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