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英国EU離脱がフォードに与える影響

日本時間: 2016年6月28日 3時0分 公開

フォード・モーター(Ford Motor Company)の株式は、先週木曜のイギリス国民投票の影響を受け、先週金曜には6%以上急落し、今週月曜の取引でも引き続き下落しました。

フォードはイギリスにおいて多くの事業を行っているほか、イギリスはフォードにとって重要な市場であるため、イギリスのEU離脱はフォードに大きな影響を与える可能性が懸念されています。

フォードの投資家は、イギリスのEU離脱による混乱が、EU経済及びイギリス経済の景気回復を遅らせる可能性があるという懸念や、イギリスのEU離脱によって、イギリスとEUの間で関税などの貿易障壁が生じ、ヨーロッパにおける完成車や部品の取引を複雑化させるのではないかといった心配をしています。

フォードは現在、イギリスにおいてエンジンを製造する工場を2つ有しており、また、フォードが50%の株式を保有し、トランスミッション部品を製造する子会社ゲトラグ(Getrag Corporate Group)の工場もイギリスにあります。イギリスの工場で製造されたエンジンやトランスミッション部品は、スペインやドイツにある完成車組み立て工場へ供給されています。

イギリスとEUの間で貿易障壁が生じた場合に、イギリスからのドイツやスペインへの部品供給に関税などのコストや、税関手続きなどの手間が生じること、また、フォードの物流ネットワークが大きな影響を受けると考えられています。

また、フォードは西欧及び中欧で昨年、128万3400台の乗用車を販売しており、この地域において8%の市場シェアを有しています。

さらに、このうち34%にあたる43万8100台の売上は、今後不況がさらに深刻なものと予測されるイギリスにおけるものであり、フォードのイギリスにおける自動車販売は他の欧州諸国のどの国よりも大きいものとなっています。この点がフォードの投資家にとって最も懸念されている問題となっています。

しかしながら、フォードの長期的な見通しは現在のところ良好なものとなっています。

イギリスのEU離脱によって、フォードのヨーロッパにおける事業計画は後退する可能性があるものの、フォードのバランスシートは現在のところ堅実なものとなっているほか、北米やアジアにおける収益性も高いものとなっています。

イギリスのEU離脱によって短期的に大きな損失を計上する可能性や、リストラを実施する必要は生じると予測されるものの、数年後には持続可能な収益性を回復すると考えられており、長期的なリスクは低いものであると考えられています。

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