日本時間: 2016年6月3日 3時31分 公開
アルファベット(Alphabet Inc)の開発する人工知能ソフトウェア「マゼンタ(Magenta)」は、作曲のために訓練されたそのニューラルネットワークを介して、90秒間のピアノメロディ作曲を行いました。
アルファベットは、人工知能が人間による操作を受けることなく、独立して創作活動を行い得る方法を模索するため、プロジェクト・マゼンタを開始しました。
最近では、多くの企業が独立して思考できる人工知能の開発を試みているものの、成功例はわずかとなっています。
マゼンタは、音楽データを人工知能ライブラリに取り込み、音楽データから学習し、新しい音楽を作ることができます。
作曲はプロジェクト・マゼンタの第1段階で、アルファベットは今後人工知能による画像や映像の作成に移行する予定です。
アルファベットは、人工知能によって芸術や音楽コンテンツを創造するのみならず、人工知能や、機械学習モデルの知識を利用した作曲家の作曲活動支援などを想定しています。