日本時間: 2016年6月2日 20時7分 公開
ジョンソン・エンド・ジョンソン(Johnson & Johnson)は、コンシューマー部門での成長を加速するため、ヘアケア製品を取り扱うヴォーグ・インターナショナル(Vogue International)を33億ドルで買収します。
この買収は、ジョンソン・エンド・ジョンソンがこれまでに行ってきた買収のなかで最大規模のものとなります。
フロリダ州に本社を置くヴォーグ・インターナショナルは現在、創業者のトッド・クリストファー氏が51%の株式を保有しており、残りの49%を2年前にヴォーグへ4億ドルの投資を行ったカーライル・グループ(Carlyle Group)が保有しています。
ヴォーグの売上高は少なくとも年間3億ドルとみられており、また、過去5年間で25%の成長を遂げています。
ヴォーグ買収によりジョンソン・エンド・ジョンソンは米国のヘアケア製品市場におけるシェアが8位から4位へ上昇することとなります。
ジョンソン・エンド・ジョンソンの売上の大部分は医薬品や医療機器で、コンシューマー部門の売上は19%を占めるにすぎないものの、ジョンソン・エンド・ジョンソンはリステリンやバンドエイドなどの有名なブランドを持ち、コンシューマー部門での長い歴史を持っています。