日本時間: 2016年5月24日 3時33分 公開
米大手軍需メーカーのレイセオン・カンパニー(Raytheon Company)は、米海軍のレールガン計画で使用されるパルス電力コンテナの納入開始を発表しました。
レイセオンによると、パルス電力コンテナは複数のパルス電力モジュールによって構成されており、米海軍のレールガン開発及びテストのため利用されることとなります。
このパルス電力コンテナは、レールガンに接続して使用され、爆薬やロケットモーターを使用せずマッハ6を超える速度で弾丸を発射するのに十分な電力を供給できるとされています。
レイセオンの先進技術部門の代表コリン・ウィーラン氏は、レールガンにはミサイルを超える潜在能力があり、軍事技術に革新をもたらす可能性があると述べており、レイセオンは増大する脅威に備えるため次世代の兵器システム開発をサポートしていくとしています。
レイセオンによる米海軍へのパルス電力コンテナ納入は、海軍海洋システム司令部との1000万ドルの請負契約によって実現したものです。