日本時間: 2016年4月23日 4時27分 公開
フィアット・クライスラー・オートモービルズ(Fiat Chrysler Automobiles NV)は、車両が停止後、運転手が車を離れた後に後進する問題によって、全世界で110万台以上の自動車をリコールすると発表しました。
リコール対象となったのは、2012年から2014年にかけて発売されたダッジ・チャージャー及びクライスラー300セダンと、2014年から2015年にかけて発売されたジープ・グランド・チェロキーSUVとなっており、米国国内でおよそ81万1000台、カナダで52000台、メキシコで17000台、その他の地域で25万台です。
リコール対象の車種においては、ギアの位置の表示が直感的に分かりにくいものであるため、運転手がシフトレバーをパーキングにせず車を離れる可能性が高く、121件の衝突事故が発生し、41人の負傷者を出しているほか、314件のクレームを受けています。
フィアット・クライスラーはリコール対象車について、運転手がギヤをパーキングとせず車を離れた場合でも、自動車が動き出すことのないよう改修を施すと発表しましたが、リコールの開始時期については今のところ明言していません。