日本時間: 2016年3月29日 3時22分 公開
アルファベット(NASDAQ:GOOG)(NASDAQ:GOOGL)のグーグルはアップル(NASDAQ:AAPL)をクラウドプラットフォームの顧客として取引し、アマゾン(NASDAQ:AMZN)とマイクロソフト(NASDAQ:MSFT)の2大クラウドプロバイダーに大打撃を与えました。
このグーグルの大勝利は、なぜアップルが独自のクラウドプラットフォームを構築しないのかという問題を提起しました。
iCloudのデータには多くの容量が必要であり、処理するために十分は既製ソフトウェアがないという事実が信じられていました。
アマゾンとグーグル、マイクロソフト、フェイスブックは独自のクラウド・ストレージ・ニーズに対応するために、ハードウェアとソフトウェアの開発に数年を要した一方、アップルは第三者製プラットフォームに依存しました。
アップルは独自の大容量データセンターを開設することにより、クラウド独立に向けての措置を講じています。
けれども、問題はその容量ではなく、アップルのカスタムソフトウェアにあります。
アップルは、独自のデータセンターの元が取れるのに「約3年」と推定しています。
最大の収入原因であるiPhoneの売り上げは世界的需要のピークから下がっています。
もしiPhoneの市場シェアの下落やiPadの売り上げが向上しないならば、モバイル市場でのアップルの占有率下落の可能性があり、独自クラウドプラットフォーム構築理論が疑問視されます。
また、アマゾンとグーグル、マイクロソフトの間でクラウドストレージの大幅経費削減競争をしているため、アップルの自社製クラウド・エコシステムの構築が意味をなさない可能性があります。
将来のハードウェア製品の需要の高まりやソフトウェア問題の解消、データセンター構築とソフトウェ開発経費という点で、アップルはクラウド独立に自信を持っています。
これら3点が起こるかどうかは不明ですが、アップルが技術的岐路に立っているということは明白です。