日本時間: 2016年3月16日 2時37分 公開
2月14日に試験車両がバスに衝突した事故により、グーグル(Google Inc.)の自動運転プロジェクトは大きく後退することとなりました。
しかしながら、その事故から3週間後、3月8日に、グーグルは自動運転車がスクールバスを認識することのできる新しい特許を取得しました。
新しい特許に関する技術は、事故とは関係なく、自動運転車を安全なものとするため開発が進められ、2年前に提出されていたものでしたが、結果的に理想的なタイミングで特許を取得できたと考えられます。この新しい技術は、車両のサイズや色、看板、全体的な構造などから、その車両がスクールバスであると判断します。
スクールバスを認識する技術の他に、グーグルは子供を認識するソフトウェアも開発しており、ハロウィンなどで仮装している場合にも認識できるよう設計されています。
現在のところ、グーグルは自動運転車の生産段階に入っている唯一の企業で、2009年以来自動運転の試験走行距離は145万マイルに及んでいます。