日本時間: 2015年7月16日 19時52分 公開
トヨタモーターとゴープロが業務提携したと『ブルームバーグ』が報じました。
トヨタは2014年以降トラック市場で売上を伸ばしています。ゼネラルモーターズはシェア奪還のためシボレーとGMCの改良をすすめています。トヨタは売上増加を目指しタコマのリデザインを計画しています。
2016年にタコマはゴープロのアクションカメラを標準搭載した最初の車両となる予定です。オフロードの映像を記録したいドライバーに低価格で提供することを目標にしています。
タコマのチーフエンジニアのミシェル・スウィース氏は「タコマのドライバーはゴープロを所有している。彼らは釣りやキャンプをするときも録画をしている。」と述べました。
タコマの改良には車両内部の拡大や燃料効率の向上なども含まれます。トヨタはゴープロ搭載のアイデアを同社のイベントに参加したトレイルドライバーから得ました。ここ5年間でカメラを車両に取り付けるドライバーは増加しています。
『モータートレンドマガジン』はゼネラルモーターズのコロラドを称賛しました。そのおかげで同社は2015年上期だけで56,592ユニットを販売しました。
ゼネラルモーターズの売上増加はトヨタの独占状態を妨げました。しかしトラック市場の活性化により、トヨタは18%増の88,801ユニットを販売しました。
「トヨタはトラック部門で好調な売上を維持してきた。ゼネラルモーターズの売上が増加してもトヨタはすぐに消費者の関心を引き戻すことができる。」と、『ブルームバーグ』のケビン・ティナン氏はコメントしました。
トヨタとゴープロの取引内容の詳細は明らかにされていません。
スウィース氏は「私達はカメラを販売しているのではないし、ゴープロカメラの使用を強制したくはない。しかし、私達の顧客の多くがゴープロカメラを使用している。」とコメントしました。
トヨタのタコマは2015年秋に発売されますが、顧客はアクションカメラを別途ゴープロから購入する必要があります。