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テスラのライバルBYDが躍進中

日本時間: 2015年7月4日 22時18分 公開

 2015年7月3日、中国最大手の電気自動車メーカーBYDがテスラモーターズに先駆け、キューバで今後伸びが見込まれる観光用レンタカーとして719台のセダン型電気自動車を受注したことが明らかになりました。近い将来、同国へのサービスセンター設置も計画しています。

 テスラはまだ同国への進出を果たしていません。停電が頻発し充電施設も不足するキューバには、7万4000ドルから始まるモデルSを購入するような熱狂的エコカーファンはいません。

 比べてBYDは、タクシーやバスにまで及ぶ多種多様な電気自動車を揃え、政府や事業用受注に支えられて同国への繋ぎをつけることに成功しました。中国市場でも、ウォーレン・バフェット氏に後押しされつつ多様な品揃えで市場をリードするBYDに、テスラは遅れをとっています。

 しかしテスラは、米国においては実績を証明しつつある電気自動車メーカーです。モデルSの売上は好調に伸びており、単一車種ではそのうち飽きられるだろうとのアナリストの予想を裏切る成長を見せています。

 9月には初のSUV「モデルX」、2年以内には大量生産向け廉価型「モデル3」の発売を控えており、おそらくモデル3が出揃ったところで、インドやキューバといった大規模ながら発展途上の市場へ本格的な進出を開始することになるのでしょう。

 一方でテスラは、ネバダ州にギガファクトリーと銘打つ巨大リチウムイオン蓄電池工場を建設中です。

 しかしこの分野でも、携帯電話のバッテリーメーカーとして創業したBYDは何年も前から実績を積み上げています。2012年の1年間だけで、世界中で100メガワット時以上の蓄電池事業を手掛けました。

 さらにBYDは、ギガファクトリーに匹敵する蓄電池の増産を公言しています。今年3月に、世界市場に向けて今後3年にわたり毎年6ギガワット時ずつバッテリーを増産し、需要によってはさらなる期間延長も視野に入れていると述べました。このペースで増産が続けば、2020年にはテスラのギガファクトリーの規模に匹敵します。

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