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テスラの中国戦略にアリババが大きく立ちはだかる

日本時間: 2015年6月19日 0時33分 公開

 世界最大人口を擁する中国は、テスラモーターズにとって重要な市場です。しかし同社は現在のところ苦戦を強いられており、大手ネット販売会社アリババがさらなる試練を与えようとしています。

 『中国日報』によればアリババは、現地自動車メーカーのリファンが製造する小型電気自動車を自社のネット販売で独占的に扱う契約を結びました。オートローンやアフターサービス業務も両社共同で進められます。

 今回の提携を手始めとして、同社は今後も他の自動車メーカーとの独占的契約を広げていくと述べています。同社の2015年自動車ネット販売は、前年比8倍の100万台が見込まれるとのことです。

 アイリサーチ・コンサルティンググループは、「ネット販売の巨大な顧客集団を形成しているアリババは、6000万人の潜在的車購入者に働きかけることができ、すでに自動車ビジネスの強固な顧客基盤は膳立てされている」としています。

 アリババTモールのワン・ユレイ社長は、オンラインから実店舗へと誘導する「オンライン・ツー・オフライン」のビジネスモデルを説明し、メーカーと消費者がネットで商談をまとめた後、客はショールームに出向いて車を引き取り、関連サービスを受けることができるとしました。ネットによる自動車販売はこの先2、3年で、ショールーム販売にとって代わると同氏は述べています。

 アリババは2015年4月に自動車部門をオートメーション・プラットフォームと組み合わせ、「オンライン・ツー・オフライン」サービス、オートローン、新車及び中古車事務処理サービスを開始しました。この動きは、同社がSAIC自動車と提携し、10億元 (1億6390万ドル) をかけたネット接続自動車開発に着手するとの発表後、引き続いてとられたものです。
 アリババはすでにゼネラルモーターズ、トヨタ自動車、フォルクスワーゲンを扱っています。

 アリババの今回の動きは、テスラをさらに苦しい立場に追い込むことになります。価格の安さ、迅速な出荷、アクセスし易さ、車種の多様性など、アリババはテスラに対して地元ならではの多くのアドバンテージを持っています。

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