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アップルの新OSはマイクロソフトとグーグルの焼き直し

日本時間: 2015年6月12日 19時41分 公開

 2015年6月8~12日にかけて行われたアップルのカンファレンス「WWDC 2015」では例のごとく、新しいOSやデバイスの様々な機能や特長について説明がありました。iOS 9や、OS X「エル・キャピタン」に見るべき点が多くあるのは事実ですが、新しい特長として発表された内容は、どれもグーグルやマイクロソフトがすでに提供していたサービスばかりです。

 例えば新しい特長の1つとして、iPadで2つのアプリを同時に起動させ作業を行うことが容易になりました。しかしこれはすでにマイクロソフトやサムスンのAndroidデバイスでは可能になっていたことです。また、「エル・キャピタン」は2つのウィンドウを1つにし並べて表示することができますが、これもWindowsでは何年も前から可能だったほか、OS X向けにこの機能を提供している非公式アプリも既にいくつかあります。Webサイトをピン留めする、どのタブから音が出ているかわかる、といったSafariの新機能も、Google Chromeには既に備わっていました。

 アシスタントSiriについて考えてみると、これまでもCortanaやGoogle Nowと比べると劣っていました。今回Siriは進化し、アドレス帳やメールをチェックしてアポイントの日時を知らせてくれる、渋滞を避けるルートを提案してくれる、などのことができるようになりましたが、これも他のアシスタントでは以前からできたことです。Apple NewsのアプリはFlipboard、Apple MusicのサービスはSpotifyやRdioといった類似のサービスがあるほか、ウェアラブル向けのOSに関しても、グーグルのAndroid WearにあってアップルのWatch OSにない機能も未だにあります。

 アップルのマップがGoogleマップに対抗できるようになるにはまだまだかかりそうです。アップルも電車やバス、地下鉄の乗換情報が見られるように仕様変更を進めていますが、それもまだ世界の20都市に留まります。グーグルのストリートビューのような機能はまだ先ですが、いずれかの段階で組み込まれるようになるでしょう。

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