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電子たばこは伝統的なたばこにとってかわるか

日本時間: 2015年6月12日 0時45分 公開

 禁煙が広く行われ健康志向が強まるとともに、ペン型ヴェポライザーとも呼ばれる電子たばこの人気がここ数年欧米で急上昇しています。電子たばこは内部に入れたニコチン入りの液体を気化させ、その蒸気を使用者が吸入する仕組みです。

 アルトリアグループやレイノルズ・アメリカンといった有名なたばこ会社は、伝統的なたばこの売り上げの減少に直面しています。この減収を補うため両社は電子たばこの開発を率先して行いました。両社の最先端の電子たばこは風味やニコチン量を調節できるコンピュータチップを内蔵しています。また、両社の電子たばこは非常に長持ちするバッテリーを備えてもいます。

 新しい市場の開拓も目指されています。中国は伝統的なたばこの市場は世界最大ですが電子たばこ市場は現在に至るまで比較的小さい市場のままです。しかし、2015年6月に公共の空間での喫煙を禁じる法律が北京で制定され、電子たばこの流行の兆しが見えています。

 禁煙法は以前は電子たばこの流行を後押ししてきたのですが、一方で多くの国で電子たばこの使用も禁止され始めています。2015年6月9日に閉鎖された空間での電子たばこの使用を禁じる法律がウェールズで立案されました。またアイルランドでは既に同じ法律が施行されています。

 一般に、喫煙者にとって電子たばこは伝統的なたばこよりは健康に良いとされています。しかし人体への影響が十分明らかでないといって批判する人もいます。
査読付き学術誌の『タバコ・コントロール』に掲載された研究によれば、電子たばこの風味づけのフレイバーは長期的には健康に影響を及ぼしうるが、電子たばこが流行してから日が浅いため十分な証拠がそろっていないそうです。このため、電子たばこ産業に投資するのに二の足を踏む投資家もいます。

 電子たばこのもう一つの問題は若い非喫煙者に宣伝されてきたことです。キャラメルアップルやバブルガムといった魅力的なフレイバーを開発して子供にまで宣伝したことが批判されています。
 電子たばこの喫煙が安全であることが表示され、フレイバーが初めてのユーザーのための体験をより楽しいものにすることができることを懸念しています。

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