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アッヴィ、抗がん剤インブルビカの売上に今後期待

日本時間: 2015年6月7日 21時56分 公開

 アッヴィが抗がん剤インブルビカの臨床試験(RESONATE-2)でファーマーサイクリックから慢性リンパ球性白血病(CLL)患者に対して有望な結果報告を受けたと2015年6月5日に公表しました。アッヴィが5月に210億ドルでファーマーサイクリックを買収して初めて成功を収めました。

 ランダム化第3相試験RESONATE-2とは65歳以上の未治療のCLL患者を対象にインブルビカ又は従来の治療薬であるクロラムブシルを投与して調査をする内容です。最終評価時にはインブルビカ投与患者の癌の進行はなく安定した状態、無増悪生存期間の改善が見られ、薬剤の全生存期間や全奏効率を含むセカンドリーエンドポイントの項目を達成したことが証明されました。

 アッヴィ会長兼最高経営責任者(CEO)のリチャード・ゴンザレス氏はここ数年インブルビカのおかげでCLL治療にとてつもない進歩を遂げたとプレスリリースで述べています。また今回の試験結果を受けてインブルビカはこれからも進化を続け、いずれかは未治療CLL患者の治療選択肢に入るようになるでしょうとも言及しています。

 アメリカ食品医薬品局(FDA)は既にインブルビカをCLL、マントル細胞リンパ腫(MCL)やワルデンストレーム・マクログロブリン血症などの血液がんを含む4つの適応薬剤として承認しています。インブルビカは世界40ヶ国で上記の適応薬剤として発売され2015年の年度末までには10億ドル、さらに2018年までには35億6000万ドル売り上げるであろうと見込まれています。

 現在アッヴィはC型肝炎治療市場ではギリアドに続く2番目に市場を占有しています。しかし医療情報科学研究所(IMS)によれば2014年の全世界での抗がん剤市場の売上は1000億ドルで2018年までには50%増加の1500億ドルになるであろうと予想されていることと、今回の試験結果を受けて、アッヴィは今後急成長している抗がん剤市場へ移行するかもしれません。またインブルビカは他のタイプのがんの適応も現在研究されていることから今後アッヴィの稼ぎ頭になり得るとして期待されています。

 ファーマーサイクリックはジョンソン・エンド・ジョンソングループの一員であるヤンセン・ファーマーと共同でインブルビカを研究開発し販売しています。アッヴィとヤンセン・ファーマーはインブルビカにおいて合意が交わされています。ファーマーサイクリックのオンコロジー領域の代表者ダネレ・ジェームズ氏は今回の試験結果を受けて将来一部のCLL患者は既存の細胞毒性を有する化学療法を受けなくても治療できるようになる日が来るかもしれないと述べています。

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