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アップル、大惨事を免れる

日本時間: 2017年9月7日 1時41分 公開

かつて、アップル(NASDAQ:AAPL)がいつかAシリーズアプリケーションプロセッサの少なくとも一部を、インテル(NASDAQ:INTC)に移管するという多くの憶測がありました。元々、アップルはカスタムデザインチップの製造でサムスン(NASDAQOTH:SSNLF)に依存していましたが、最近の製品ではチップ製造専門のタイワン・セミコンダクター・マニュファクチャリング(NYSE:TSM)に契約を移しているのです。

実際、タイワン・セミコンダクター・マニニュファクチャリングアップルの現行A10 Fusionチップを製造し、今後のA11 Fusionチップも製造する予定です。

後で分かったことだが、チップ製造でインテルに頼らないことで、アップルはかなり重大な惨事を免れたようです。理由は次のとおりです。

◆インテル10nmへの賭けは惨事を意味していただろう
インテルが引き続き公に主張していることで、アップルが次期A11 Fusionチップ向けにインテル10nm技術に賭けていたとするならば、今では大惨事になっていたところでしょう。タイワン・セミコンダクター・マニュファクチャリングは、アップルや10nm技術を使用するメディテックやファーウェイ向けのチップを指導させています。アップルが次世代iPhoneモデルに対する飽くなき需要に応えられるために、タイワン・セミコンダクター・マニュファクチャリングは数千万台のユニットを供給する必要があるのです。

一方、インテルは、10nmの生産計画が落ち込み続けています。2013年後半、インテルは2015年末に10nm技術の生産準備が整うと投資家に話しました。かなり遅れ、インテルはこの技術を2017年後半に量産することを望み、主力製品のキャノン・レイクが2018年前半までに出すことを見込んでいません。

これがアップルにとって、どういう問題だったのか分かりますか?アップルが次期A11 Fusion向けにインテル10nm技術を選択した場合、おそらく、新型iPhoneモデルの導入を遅らせ、事業に深刻な混乱を引き起こしたでしょう。

今や、アップルはA11 Fusion向けに、インテルがタイワン・セミコンダクター・マニュファクチャリングとサムスンと比べ、10nm技術に「匹敵する」と主張するインテル14nm技術を選択した可能性があります。しかし、実際に、インテル14nm技術は10nm技術ほど高密度ではありません。

最良のシナリオとして、このことは、アップルがタイワン・セミコンダクター・マニュファクチャリングの10nm技術と同様に、インテル14nm技術を使ってA11 Fusionに機能セットを組み込めたことを意味するでしょう。しかし、チップサイズはかなり大きくなり、アップルのコストを大きく引き上げる可能性があります。

どちらの状況も、とくに良いことはなかったでしょう。

◆このことは、インテルが鋳造で失敗する理由を示す
ついに、インテルは、見た目にも良いPowerPointスライドで、競合他社と比較してどのようにリーダーシップを発揮しているかについて話せます。しかし現実は、アップルのような会社が、次世代のチップ製造技術を量産化するインテルの能力とiPhoneの製品サイクルの命運を結び付けるというのは無頓着なことでしょう。

時間をかけて、タイワン・セミコンダクター・マニュファクチャリングとサムスンは、予測可能な計画で厳しい新技術を量産できます。そういうわけで、遅延が許されない製品を製造する企業は、少なくともチップ製造技術に関してインテルが協力するまで、インテルとのチップ製造契約を避けるべきであり、そうするでしょう。

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