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アップルがオリジナルショーで大きく出る理由

日本時間: 2017年8月18日 23時37分 公開

アップル(NASDAQ:AAPL)が、来年中にオリジナルコンテンツに10億ドルを払う予定であると、ウォールストリートジャーナルが今週報じました。ネットフリックスやアマゾン(NASDAQ:AMZN)、タイムワーナーズHBOのようなハリウッド大手の消費者と並んで、著名な予算は技術系最大手企業に充てられています。

オリジナルコンテンツスペースでの競争が激化しているにもかかわらず、独自のプログラミングに投資する動きは、いくつかの理由から理にかなったものなのです。

◆Apple Musicの拡大
アップルがオリジナルビデオコンテンツに投資するもっとも直接的な理由は、最近に元のテレビ番組を公開し始めたApple Musicサービスの差別化を図るためです。2年前に発売され、Apple Musicはアップルにとって価値ある投資であることが証明されており、2,700万人の有料加入者を獲得しました。たしかに、アップルは6,000万人の有料加入社を誇るスポッティファイ(Spotify)に後れを取っています。しかし、そのような短期間で2,700万人の有料加入者を獲得できた事実は、サービスへのさらなる投資を容易に正当化するのです。

Apple Musicへのオリジナルビデオプログラミング追加により、おもに音楽ストリーミングでの競争相手のスポッティファイから、サービスを際立たせます。さらに、アップルのオリジナルコンテンツは、アップルにとってより多くの新規有料会員を引き付けるユニークな価値提案となるでしょう。WSJは「この問題に精通した人々」の引用を挙げ、アップルが買収を計画し、10億ドルの予算でテレビ番組10本を製作する可能性がることを述べました。

◆アップルの「粘り強い」エコシステムの強化
しかし、オリジナルビデオコンテンツには、Apple Musicサービス以上の可能性があります。長年にわたり、オリジナルコンテンツは、アップルの事業にまったく新しい柱を生み出す可能性があり、顧客をアップルのハードウェアとソフトウェア、サービスのエコシステムに引き付けています。

アマゾンの積極的なビデオへの投資により、オリジナルビデオ番組制作をプライム会員にとって魅力的で重要な要素にした点で、すでに成功しています。そのため、eMarketerによれば、アマゾンはビデオコンテンツの予算を2015年の推定27億ドルから2017年には約45億ドルに増やすということです。オリジナルコンテンツの公開で、アップルはアップルのエコシステムの全体的な魅力を高めさせ、より多くの顧客のロイヤルティと支出を促すのです。

アップルがサービス提供をさらに進めたい理由を知ることは簡単です。Apple Musicの購読か、NetflixやHulu、HBO NOWのような人気アプリの購読であろうと、アップルは事業全体における定期購読者を引き付ける力を目の当たりにしています。2017年第3四半期末までに、アップルのサービス提供における有料購読者は、わずか90日間で2,000万人を上回る、1億8,500万人を突破しました。さらに、サービス部門は上昇しています。直近の12か月で、部門は278億ドルの収益をもたらし、前年比で20%以上増加しました。

もちろん、このような新しいイニシアチブにはリスクがつきものです。たとえば、オリジナルコンテンツからアップルの事業に付加された全体的な価値は、生産コストを上回らない可能性があります。さらに、アップルの製品・ソフトウェア主導の文化は、ハリウッドと衝突する可能性があります。このことにより、アップルの本業、iPhoneからリーダーリップをそらすおそれがある新たな問題を生み出すでしょう。しかし、幸いにも、アップルに10億ドル近くの金額がかかるという事実により、このリスクの多くは緩和されています。アップルは貸借対照表上に現金と市場性有価証券2,615億ドルを有するだけでなく、フリーキャッシュフローで年間500億ドル以上の資金を調達しているのです。

オリジナルビデオコンテンツがApple Musicと差別化するだけでなく、アップルのエコシステム全体の強みを向上させることを考慮すれば、アップルが来年中にコンテンツに対して10億ドルを支払うべきでない理由はありません。オリジナルコンテンツの市場は大部分が実証されています。そして、大規模な現金預金のおかげで、アップルが株主に大きなリスクをもたらすことなく大きな賭けができるのです。

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