日本時間: 2017年7月18日 6時22分 公開
アップル(NASDAQ:AAPL)は世界開発者会議で、12.9インチiPad Proをアップデートし、新型10.5インチiPad Proを発表しました。
新デバイスには、すごく滑らかなProMotionディスプレイと超高速A10Xチップ、スリムベゼル(以前の9.7インチバージョンと比較した10.5インチモデルの場合)、カメラなどの多くのアップグレードと新機能が含まれています。
新型iPad Proは素晴らしいデバイスであり、最新のタブレットコンピュータの頂点の代表です。
筆者には9.7インチiPad Proの代わりに、新型10.5インチiPad Proを注文することの誘惑が多くあったが、重大な自己制御をもって断ち切ることを決めたのです。
理由は、次のとおりです。
◆おそらく、次のゲームはゲームチェンジャーになる見込み
新型10.5インチiPad Proは、現在の9.7インチiPad Proから大幅にアップグレードされているものの、KGIセキュリティーズのアナリストであるミンチー・クオ氏の昨年の報告によると、2018年のiPadが真のゲームチェンジャーになる可能性があるということです。
クオ氏は、2018年のiPadを「革命的」と呼び、「フレキシブルAMOLEDパネル」の使用のために、2018年のiPadに「フォームファクター設計とユーザーの行動における根本的な変化」が含まれることを期待しています。
「アップルがフレキシブルAMOLEDパネルの可能性を真に利用できれば、急進的なフォームファクター設計とユーザー行動の変化により、新型iPadモデルは新たなセールスポイントを提供すると考えられる。」と、アナリストは述べました。
iPadがかなり高価なデバイス(新型10.5インチiPad Proセルラーモデル256GBは879ドル)であると考えると、来年のモデルが大進歩となる強い疑問がある時点で、今年の新型iPadでそのようなお金を落としたくないのです。
◆おまけに、iPad Proをそれほど使わない
長年の読者は、2013年9月に初めてのiPhone(iPhone 5sゴールド)を購入して以来、毎年iPhoneをアップグレードしていたことを知っています。
iPhone 7シリーズがかなり前進するだろうという大きな期待をもって、iPhone 6sを購入しました。そして、今年はアップルがOLEDベースのiPhoneを発売する予定であることを知って、iPhone 7を買ったのです。
その時々に、iPhoneのアップグレードに関してはとくに心配していませんでした。
その理由は簡単です:日常生活において、iPhoneは不可欠だからです。かなり多く使用し、アップルがiPhoneをアップグレードするたびに、これらのアップグレードの多くをいつも評価できたからです。
一方、iPad Proは、iPhoneやデスクトップパソコンほどに、どこでも使えるようにはなりません。使用しているときは素晴らしいデバイスですが、仕事やゲーム、集中的なマルチタスクとなると、デスクトップその選択の一番手に来ます。
カジュアルなウェブサーフィンや写真/ビデオ撮影、電話、電子メール/テキストメッセージ、ソーシャルメディアなどの場合、iPhoneが最初の(そして、場合によっては、唯一の)選択肢になります。
デスクトップiPhoneと同じくらい身近にiPad Proを使用するならば、真剣に毎年のアップグレードを検討するでしょう。しかしながら、それほど使用しないので(大画面スマートフォンとタブレット型ノートパソコンの時代になると、私だけではないと思われます)、モデルが新しくなるたびに相当な金額を支払うように強制されていないのです。