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アップルのサプライヤ、売りに出される

日本時間: 2017年6月23日 2時26分 公開

4月に、グラフィック・インテリジェント・ベンダーのイマジネーション・テクノロジーズ(NASDAQ:IGNMF)は、最大の顧客であるアップル(NASDAQ:AAPL)がグラフィックスプロセッサの設計を使用しないだろうということを投資家に開示しました。

アップルの事業は、イマジネーションの連結収益ベースの約半分とパワーVRグラフィックス知的財産事業の大半を占めています。

アップルiPhone 7 Plusには、イマジネーションが設計したグラフィックプロセッサが搭載されています。

この発表の後、イマジネーションは、パワーVR事業が倍賭けしているため、MIPSプロセッサコアライセンス事業とエンシグマ(Ensigma)接続知的財産事業の2つの非グラフィックス事業の売却予定を発表しました。

そして6月22日、イマジネーションは、「ここ数週間、グループ全体の潜在的な買収について、多くの当事者から関心を受けている」ということを発表しました。

さらに、イマジネーションは取締役会が「グループの正式な販売プロセスの開始を決定し、潜在的な入札者との予備的な話し合いに入っている」と続けました。

また、「2017年5月4日に開始したMIPSとエンシグマの販売プロセスがうまく進んでおり、両事業ともに暫定的な提案がなされている」と述べたのです。

◆売り切りは正当
MIPSとエンシグマ事業を物色したとイマジネーションが発表した時、十分に合理的な行動のようでした。しかしながら、イマジネーションがパワーVRグラフィックス事業の今後を独立したエンティティとして見なすことは、楽観的だったのです。

イマジネーションのパワーVRグラフィックスの収益の大部分がアップルへの売上からもたらされ、モバイル向けグラフィックス知的財産に関する総アドレス可能な市場の多くが、イマジネーションに閉ざされているということを忘れてはいけません。

出荷量でモバイルアプリケーションプロセッサの最大ベンダー、クアルコム(NASDAQ:COM)は、社内アプリケーションプロセッサに組み込まれるグラフィックスプロセッサを構築します。そのことは、封鎖された総アドレス可能な市場の大部分です。

さらに、イマジネーションは、ARMホールディングスとの熾烈な競争に直面しています。ARMホールディングスは、モバイルアプリケーションプロセッサメーカーにグラフィックス知的財産をライセンス付与し、長年にわたりイマジネーションから、重要なソケット部分(サムスン(NASDAQOTH:SSNLF)Exynosアプリケーションプロセッサ)のシェアを得るために管理します。

イマジネーションが操業する難しい市場と長期的なアンカー顧客が立ち去る厳しい現実を考えると、株主価値を最大化するいちばんいい方法は、会社を売却することです。

この時点で、イマジネーションが売却されることにほとんど疑問がありません。唯一残っている疑問は、次のとおりです。

・どのエンティティに、イマジネーションが売却されるのか?
・イマジネーションは、どれくらい売り上げから得ることができますか?

イマジネーションの株価が、アップルの発表前の約半分であることに注目しましょう。(そして、イマジネーションの売却発表により、約17%の増加の後であることも)。

イマジネーションが、この発表の直前にもう一度購入する株主を作ることができるとは思えません。けれども、しかし、すべてがうまくいくならば、これらの投資家をより近づけることができるのです。

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